私、超絶ブラック企業に勤めてました。実体験を赤裸々に書きます。

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生活で起きたこと

ブラック企業のせいで自殺者が出てる現実

数年前、超一流広告代理店の新入社員が自殺しメディアで大々的に報道されましたね。

とても胸が痛かった(T_T)

ブラック企業というと、
長時間労働や違法労働を強いられ、
辞めるにやめれない、辞めさせてもらえない。
労働環境について文句を言おうものなら冷たい目で見られ、
みんなやってるんだ、お前は甘えてる、などと突き放される。

冷たいことを言われることがなくても、
他の人が耐えてるとこれが当たり前なんだ、と思ってしまい、その環境を我慢しなくてはと思うようになる。

文字にするだけでとても苦しい状況です。

私は数年前にこのニュースを見たとき、死んでいたのは自分だったかもしれないと思いました。
自分じゃなくても、あの会社の誰かが死んでいたかもしれない。

私もブラック企業に勤めていた過去があるんです。

でも多分、あの会社の私や、他の誰かが死んでも、中小企業のいち社員が死んだところでニュースになんかならないだろうし、きっとあの会社は何も変わらなかっただろうな。

残業を減らそうとか、プレミアムフライデーとか、労働環境の改善とかニュースでよく見ますけど、
ブラック企業で働いてるとそんなのどこ吹く風。
全く関係ないのです。

ブラック企業との出会い

その頃私は上京したてで、とにかく働かなくては食べていけない状況でした。
ハローワークで見つけた求人には、未経験可、賞与は実績によって有、研修期間は時給制、残業月30時間ほど、と記載されていました。
内容も面白そうだったので、早速履歴書を送付、すぐに面接が決まりました。

ブラック企業の採用条件と面接

面接で研修期間は3ヶ月あり、その後問題なければ社員になれるといわれました。
3ヶ月は長いような気がしましたが、とにかく仕事をしたかったので頑張ります、と答えたと思います。

あのとき、研修期間が長いってことは、それだけ早期離職者が多いのでは?って疑えばよかった。
他の会社も面接受けて、比べてから決めればよかった。
焦りは禁物って言葉をあのときの自分にかけてあげたい(T_T)

残業のことについて、うちは残業結構あるよ〜と言われましたが具体的な残業時間については聞きませんでした。
マイナスイメージになるかな?と思って聞けなかったのです。
ハローワークの書類には月30時間って書いてあったし…。

そしてその場で採用が決まり、そのときの気分は超ハッピーでした。

そのあと地獄を見ることも知らずに…。

入って1週間で違和感、2週間目で泣く

入社して2、3日は定時で帰れましたし、仕事の内容も簡単だったのでこれなら続けられそうと思いました。
でも、入って1週間頃から定時になっても仕事を振られ、1時間〜2時間の残業に。
先輩同士で「今日も泊まり?」「オレ3日目だから始発には家に帰りたい」とか、そんな会話がよく聞こえるようになりました。
2週間目ですでに終電で帰る日がチラホラ
そんなとき、夜に予定が入りどうしても早く帰りたい日がありました。
今日は残業は〇時(定時+1時間)には帰りたいのですが、、、と上司に相談したら、横で聞いていた上司よりも社歴が長い先輩に「ちょっと来い」と呼び出されました。

「お前は空気が読めないヤツだな。みんな頑張って残業してるでしょ?

帰りたいのはみんな同じ。

手伝ってあげるのが普通じゃないの?そこで帰りたいって言うのは本当にあり得ない。」

 

静かな言い方でしたが、怒りと、落胆の気持ちがひしひしと伝わってきました。

私はびっくりして何も言えず。

悲しさと悔しさでボロボロ泣きました。

泣いたあとですみませんでした、と謝り席に戻って残業。結局その日は3時間の残業で、予定には間に合いませんでした。

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なぜ違和感を感じてもすぐに辞めないのか

辞めたい。その日の帰り道そう思っていました。
でも私が辞めたらその分他の人たちがもっともっと帰れなくなる。
帰りたいって言ったらあんなに責められたのに、辞めるって言ったらどうなるんだろう。怖い。
そう思って、翌朝は何も言えずに仕事に行きました。

そしてどんどん残業が増えるのに、
タイムカードは21時までに切るように言われました。

私はまだ研修生。ただのバイトです。
完全にそのあとの残業分はタダ働きです。
でも、残ってくれてありがとう。と上司に言われたときは嬉しかったし、仕事も初めて経験することが多く楽しいときもあったので、なんとか3ヶ月やり抜きました。

1年後には死にたくなっていた

3ヶ月後、私は無事社員になり、社畜の仲間入りを果たしました。笑
毎日終電もしくは会社に泊まり込み
または始発で帰ってお風呂に入り、2時間寝て定時通りの出勤。
もちろん残業代なんて出ません
残業代込の給料だ、と言われて支給されていた金額は18万ほど。

初めて会社泊した日上司に「ついにお泊りデビューだね!これで立派な社員だ!」と言われたことを覚えています。
全然笑えなかったです。

つらい、帰りたい、辞めたい。
何度も思い、何度もトイレに駆け込んで涙しました。
女の上司は、私も何度もそうやって乗り越えてきたよ!とまるで美談のように話していましたが、私は全くそう思いませんでした。
こんなつらい環境、違法労働が乗り越えなくちゃいけないものとは思えなかったから。

でも辞めれなかった。
それは初めて辞めたいと思ったあの日と同じ理由からです。
辞めたら他の人に負担がかかる。
辞めると言えばどうなるかわからない。

恐怖心が支配していました。

そうして1年が経った頃、ついに遅刻が始まりました。
目覚ましをいくつかけても起きられないのです。
始発で帰ろうが、何しようが、朝ちゃんと定時に出勤しないと怒られます。
それでも何度も遅刻するようになり、ついに上司もブチ切れました。
社長、役員に呼び出され、遅刻を責められました。
仕事中でも家に帰ってきても突然涙が出たり、叫びたくなったり、情緒不安定になりました。
毎朝満員電車に乗って出勤、酔っぱらいに囲まれて終電、もしくは始発で帰宅。
電車を待つ間ふと、飛び降りたらどうなるんだろう。
仕事に行かなくて済むだろうか。

死んだら怒られずに済む。楽になれる。
そんな考えが浮かぶようになりました。

友達の一言が辞めるきっかけに

働き詰めで休日出勤もしていましたから、友達と遊ぶ暇なんてほとんどありませんでした。
しかし、そんな私を心配して、友達が家に遊びに来てくれました。

そこで何かの糸がプツンと切れて、仕事の状況を全部吐き出しました。わんわん泣きながら。

そんなにつらいなら辞めなよ!と言われ、
でも、辞めたら…、だって辞めたら…、
と、でもでもだってを繰り返す私。
そんな私に友人はズバッと。

「あんたさ、私とあんたが逆の立場だったらどう思うよ?
心配でたまらないでしょ?
辞めたいか、辞めたくないかが肝心で、
辞められない理由は考えなくていい!
辞める権利があなたにはあるんだから。

これでハッと目が覚めました。

辞めたい気持ちより、辞められない理由を優先してたらいつまでたっても辞められない。

丁度携わっていたプロジェクトの終盤が見えていた頃だったので、これで覚悟を決めました。

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ついに辞職表を叩きつける

辞職表を書き、上司に話があると伝え2人きりのときに渡しました。

上司は驚いていましたが、精神的に耐えられない、ずっとつらかった、これ以上は無理です、と正直に話しました。
内心めちゃくちゃビビってました。でもここで引いてはダメだと勇気を振り絞って決意を固めました。

上司は「そう。仕方ないね。うーん、、本当にもう無理なんだよね?」と聞かれましたが
「無理です、すみません。」と伝え、案外スムーズに退職の運びとなりました。

私が恐れていたのはなんだったんだろうってくらいあっけなく辞めることができたんです。

鬱になるのは責任感の強い人

私はブラック企業に勤めていた後半から、実は鬱を発症していました。

電車に飛び込んだら楽になれるかな。
そう思ったあの日の翌日、熱が出てるから病院に行く、と会社に嘘の連絡をして精神科に行ったのです。

すぐに鬱だと診断され、仕事を休職しなさいと言われましたがまだ辞められない理由ばかり浮かんでしまい、薬をもらってそのまま職場に向かいました。

辞めたら他の人に迷惑がかかるという発想をしたり、責任感のある人ほど鬱になりやすいそうです。

逃げたいけど、やめたいけど、逃げてはダメだ、辞めたらダメだとブレーキをかけてしまうんですよね。
それでどんどん自分を追い込んでしまう。

でも、犠牲にしているものと給料は見合っている?
客観的に見て、その会社はブラックじゃないといえる?
つらいなら辞めていい。逃げていい。

お金が心配でも、、そのあと失業保険に頼ったり、恥を捨ててでも実家に帰ったり、日雇いのアルバイトをしたりしてなんとかやりぬく道はきっとあるはず。

確か雇用保険に入っていて、労働環境が劣悪だったことを証明できれば失業保険もすぐ受けられたかと思います。

私はあのとき友人に会えて本当に助かりました。
自分の体と心のキャパを見つめ直すいい機会だったと思います。

身の丈に合った仕事、生活をすることがいかに幸せで穏やかなことか。

サービス残業が美談になるなんてやっぱりおかしいよ。

あなたがもしブラック企業で辞めたいけど辞められない、つらい。
そんな状況にいるなら、誰かに相談してみてほしい。

そして最後に、友人の言葉をもういちど伝えたいです。

辞めたいか、辞めたくないかが肝心で、
辞められない理由は考えなくていい!
辞める権利があなたにはある。

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私とブラック企業の後日談

私が退職したブラック企業はその後倒産しました。

特別仲が良かった先輩、後輩以外の人たちがどうなったかはわかりません。

私はその後も色々転職しました。

鬱が再発してまた退職したりもしました。そのときの記事はこれです↓

鬱になって仕事を辞めたときの話
鬱の無限ループ… こんにちは。最近パソコンの中身を整理していたら、だいぶ前にレンタルブログでアップしていた日記漫画を見つけました。 レンタルブログは仕事をしていないときに書いていたものなので、仕事が始まってからは更新しなくなり、削除

その後いったん思い切って働くのを辞め、

そのときにアロマやハーブなど自然と関わったことで健康を取り戻して今は普通に働いています。

今の仕事はお給料は少ないけど、時間にゆとりを持った生活ができています。

本っ当ーーにあのとき話を聞いてくれた友人には感謝しています。今でもよく2人で遊びに行っています。

そしてあのときはヤバかったねー!なんて時々笑いあってます。

もし、自分が働いているところはブラックかも…。

こんな働き方、つらい、苦しい、限界かも…。と感じているなら、友人や家族に相談してみてください。

身近に頼れそうな人がいないときは、昔の同級生でも誰でもいいのです。

客観的に状況を見てもらうことは、本当に大事です。

はたから見たら、かなり異常な状況で働かされているかもしれません。

自分だけで判断せずに、周りに頼ること、強くオススメします。

★今回書き下ろしたイラストはイラストACからダウンロードができます。御自由にご利用くださいね(*^-^*)